Kという人物と怪しげな酒場で飲んでいる。Kは若い男で、私と同じか2、3歳年上のようだった。周りにも、同じ年恰好の男女が酒を飲んで騒いでいる。
 Kと私は何かについて真剣に語らったらしい。そのうち私は酔い潰れて、気が付いたらカウンターに突っ伏していた。その時既にKはいなかった。
 暫くして、警察官が一斉に店内に押し入ってきた。強制捜査だという。刑事らしき男が、Kはどこに行ったと訊いてくる。どうやら、Kは何らかの刑事事件に関わっているらしい。さっきまではいたんだけれどねぇ、と呂律の回らぬ口調で答えると、そんなはずはないだろうと問い詰められる。知らないものは知らない、とぶち切れて家に帰る。
 (場面変わって)学校の教室のような部屋で、白いテーブルにもたれかかりながらKについての話を友人たちに話す。Kはその友人たちの共通の友人である。しかし、友人たちは私の話を聞いて「それはおかしい」と言う。その日Kが私とバーで飲んでいるなんてことは、あり得ない。Kはその時別の場所にいたのだから。おかしいのはそっちの話だと私は反論する。両者の主張に矛盾するところはなかった。その上、友人の一人が「Kなんてそもそも最初から存在しない」と言い出し、さらに話はややこしくなる。Kとは一体何なのか。もともと存在していたのか否か。じゃあ今まで我々が見ていた「K」とは何者なのか。話はどんどん哲学的になっていく…。

 続きが気になる(はてな夢日記)。