小学校の同窓会のような団体と、地元の隣町を散策しているらしい。何故か田んぼばかりの道を歩いている。季節は春先、雪の溶けた田んぼに枯れ草が揺れている。
 しばらくすると、田んぼのど真ん中にとても大きな桜の木が見えてくる。しかも既に満開で、その迫力に圧倒される。皆でその桜をバックに記念撮影しようという流れになるが、その土地が誰のものか分からないので一応確認をとってからにすることになる。近所の人に聞くと、駅で所有している土地とのこと。同窓会メンバーに駅職員がいたので、彼が電話で立ち入りの許可を取る。
 許可を得て、桜の前に皆で並ぶ。桜は本当に大きくて、一つの小山のようにすら思える。今の時期に咲いていたら、春になったらもう散っているだろう…と思うと、少し惜しい気持ちになる。

 久し振りに、幸せな気持ちになった夢だった。