2004-01-01から1年間の記事一覧

洞窟のようなスイミングプールで泳いでいる。ロープできっちり区切られたプールを泳ぎながら、そういえばこうして泳ぐのは何年振りだろうと思う。すると、プールサイドから「そこで泳いでいる奴、今すぐ上がれ!」と怒鳴られる。何だろう、もっと泳いでいた…

私は青年になっている。医学部の助教授(中年の、ロバート・キャパっぽい感じの人)の助手をしているが、同時に愛人でもある。助教授に誘われて、今住んでいる街の郊外を散策する。住宅と田んぼしかなく、どうしてこんなところを歩いているのだろうと思って…

逃げて行く夢の切れ端

話の筋はさっぱり覚えていないが、何故か金八先生バージョンの武田鉄也が出てきたことだけは、はっきり覚えている。 あと、夢の中で丁度佳境に差し掛かった時に目覚ましが鳴って起きたものの、続きが気になって寝直してその続きを見たものの、またも良いとこ…

高校の卒業アルバムに載せる記念写真を撮ることになる。女子は振袖、男子は羽織袴を着て、一人一人撮るらしい。着物は体育館に山積みされていて、それぞれが好きなものを着て良いらしい。私はまだ誰もいない体育館で一人着物を漁っているが、「写真撮るのか…

悪夢三昧

夢は見ているのだが、思い出すのもおぞましい悪夢ばかり見るので、記録する気になれない。そういえば、夢日記を付け始めて一年経ったらしい。夢日記を付け続けると発狂するという説が実しやかに語られているのを時折目にするが、今のところ自覚症状はない。…

短いけれど強烈だった夢。 (私は寝る時、黄色いウレタン製の耳栓をして寝ているのだけれど)朝起きると頭がぼんやりする。寝たりないと思いながらもこのまま二度寝したら、確実に寝過ごしてバイトに遅刻するだろうと考え直し、起き上がって耳栓を取る。する…

エジプトの砂漠地帯で行われている埋蔵金発掘コンテストに参加する。参加者は世界中の国々から来ており、ざっと五百人以上はいた気がする。参加者はまず、用水路に敷き詰められた玉砂利の中から、ラピスラズリに金文字でコンテスト名が刻印されたビー玉程の…

断片

うろ覚えだが、大体はこんな感じ。 樹木希林と加山雄三が私の両親という設定である。三人で遊園地らしき行楽地に行き、パラソル付きのベンチに座る。そこで、三人して梅酒をがぶ飲みしまくる。梅酒が入っていたラベルを見て「アルコール度15パーセントなんて…

最近大人しかった顎関節症が再発し、口が開けづらくなる。その治療を受けに病院に行く。担当医は小川洋子さんで、彼女は今から簡単な手術をしますねと言う。処置室に連れて行かれ椅子に座ると、彼女は釣り糸と縫い針でもって稲の苗のような草を私の両こめか…

友人と古い日本家屋の料亭兼下宿で暮らしている。下宿と言っても、風呂トイレ台所完備なのでアパートのようなものである。私が外から帰ってくると、丁度友人がこれから出かけるらしく玄関で会い少し立ち話をするが、友人は私が履いている赤いサンダルが欲し…

先日実家に帰っていた時、母が言った寝言である。母(寝ている) 「……来る……来る……」私 「え、何が?(この時は母が起きているものと思っていた)」母 「今来られると困るよ、私はこんな部屋着のままだし、化粧もしていないし……」私 「何言ってんの? 誰が来…

南米のアンデス山脈辺りに住んでいる少数民族のある一族に嫁入りする。原色の派手な刺繍が施されたポンチョを着せられ、「これでお前も私達一族の人間だ」と言われる。結婚相手は三十代位の、小柄だが日に焼けたがっしりとした体躯の男だった。新婚の私達は…

まとめ書き

警察庁付属の官僚育成学校のような所に入学させられる。しかも途中入学で、周りには誰も知り合いがいない。少し不安になるが、一人には慣れているのでそのうちどうでも良くなる。でも警察庁の官僚になるのは嫌だなぁ、と思っていると、側に座っていた女の子…

断片

試験を受けに行った帰りらしく、スーツを着てスーツケースを引いて、どこかの学校らしき建物(最近の建築物らしく、嫌に無機質なデザインである)の中を歩いている。天気が悪く、明かりも付いていないため、廊下は暗く少し心細くなる。螺旋状に渦巻く階段を…

断片

久方振りに。 ・バスに乗っている。周りは若手お笑い芸人だらけだが、ひっそりとして、何だか辛気臭い。バスが高い鉄格子の塀の前を走っている。塀越しに、オレンジ色の服を着た外国人がこちらを向いて立っている。覇気のない、虚ろな目で私達を見ている。そ…

まとめ書き。 其の一 実家にいる。父の後ろ髪が襟足にかかる程に伸びていて、鬱陶しい。それでいて前髪は見事なMっ禿で、後ろ髪とのバランスが物凄く悪い。家族全員から不評を買うが、父は「髪を切ると禿が目立つ」とごにょごにょ言っている。私は、「禿て…

まとめ書き。長いです。 其の一 大学の講堂らしき場所にいる。コンクリート打ちっぱなしの壁に囲まれていて、薄暗い。教壇には爆笑問題の二人が立っていて、「笑いのネタと受け手の笑いの関係」という講義が行われている。至極真面目な内容で、黒板にはグラ…

進学校として有名な高校に途中入学することになる。高校のはずなのに、生徒の年齢はばらばらで、普通の高校生(この年代の生徒だけは制服着用)が大半を占めている一方で、二十代後半から五十代前後の人などもそれなりにいたりする。でも、年齢差による上下…

結婚することになった。相手は背の高い陽気なイタリア人の男で、やたらはしゃいでいる。私は嬉しさより恥ずかしさと申し訳なさで憂鬱だった。第一着ているドレスがアリスドレスで、普段そんな柄じゃないのにこんな服を着ているところを知り合いに見られたら…

脳の手術をするために、頭をロナウドカット(ワールドカップの時ロナウドがやっていた、前髪だけが三角形の五分刈りで、後は坊主の髪型)にされる。そのまま学校に行くと、皆から「ロナウド」と囃し立てられる。凄く恥ずかしいが、手術のためなので仕方がな…

目の見えない人の夢

(略)実は私も失明当時にやはり夢に姿があったのであるが、今は夢を見てもまるで姿はなくて私の夢は全く声ばかりである。(略)私の悪夢はこわい姿が見えるのではなくて、恐ろしい何か大きな音がしたと思って夜中に眼がさめてみると、辺りはしんとしていて…

断片

季節は夏。古い木造の駄菓子屋のようなところにいる。店内ではランニング姿のおっさんや坊主頭の少年、レトロなワンピースを着たおかっぱの少女がかき氷を食べている。店の奥に向かうと、番台のようなところに伊東四郎が座っている。でも、私は彼を伊東四郎…

断片

父とブックオフに行く。その途中の車内で、好きな作家について話している。私が、「山川方夫は読んだことある?」と訊くと、「昔は好きだったけれど、今は昔程好きではなくなった。山川の文章は青過ぎる」と父は言う。「じゃあ、内田百輭は?」と言うと、「…

校正のバイトをすることになった。雇い主は中年の男で、彼は経済関係の研究者だと言った(名刺を貰ったが、名前は忘れてしまった)。男は、私をじろじろみて「どうして私に対して畏敬の念を込めた接し方をしないんだ」という風なことを言う。私は面倒なおっ…

タモリと誰か知らない人達と私が、車の座席に横一列に座っている。確か五人くらいで、私が真ん中に座っており、タモリは一人置いて左端に座っている。暫くすると、お尻がすくぐったい。見ると、タモリが私のお尻を触っている。うわ、セクハラかよと思いなが…

あぜ道を歩いていると、向こう側から脚の綺麗な女子高生が歩いてくる。白くてほっそりとしていて、あぁ綺麗な脚だ、良いなぁ羨ましいなぁと思いながらふと視線を上げると、女子高生に見えたのは実はセーラー服を着た私の弟だった。びっくりして、「何でそん…

新緑の並木の下を通って親戚の家に着く。何だか頭が痒い。並木の下を通った時、毛虫か何かが落ちてきたのかもしれない。そう思って廊下で頭を叩くと、黄色くて長い毛を持つ小さな毛虫が落ち、悲鳴を上げる(毛虫は大の苦手)。気持ちが悪いが、何故かその毛…

大学の階段教室で数学の授業を受けている。教壇に立っているのは、高校時代嫌いだった数学教師。彼は学生達を「平民のボンクラ共」と言い、あからさまに見下した態度取ったりするので皆から嫌われ、いや嫌われるどころか憎まれていた。出席を取る際、わざと…

夢の必要性

夢とは無駄なものだろうか。睡眠から夢を取り除いたらどうなるか。それについてこんな記述がある。 デメントは一九六〇年に、「断夢」の実験という興味深いことを行っている。それは逆説睡眠*1が起こりかけると、すぐにその人を覚醒させ、夢を見させないよう…

異国の殺伐とした荒野にいる。戦闘地域なので戦車や自動操縦を装備した兵士がそこら中にいて、発砲音が絶えず聞こえる。私は地元のレジスタンスで、塹壕に身を潜めながら手製爆弾を作っている。爆弾と言っても、黒色火薬の粉末を水か何かで捏ねて、手の平大…