今年の初夢
 神社でおみくじを引いたら、ヴィトゲンシュタインについて色々書いてあった。「ああ、今年こそ彼の著作を読もう」と思いながら父親に、こんなおみくじを引いたよと見せたら、「そんなのお前、ラッセル(数学・哲学者)の方がずっとマシな哲学者だ」と言うので、暫く口論になる。

 意味ありげに思わせておいて、実は前日(元旦)の言動がそのまま組み合わさっただけの夢なので、さして面白くない(初詣に行った際御神籤を引き、夜父と弟が何やら話し込んでいる傍らで『反哲学的断章』を読んでいた)。フロイトの夢のように、ヴィトゲンシュタイン本人が出てくればなぁ…。今『論理哲学論考』を読んでいるので、そのうち登場するかもしれない。

 本の筆者が夢に出てきたのは、フロイトフーコー内田百輭。大体は、出てきた人の本を読んだ直後の夢に出てくる。外国人でも何故か日本語が通じるのは夢ならでは(フーコーなんて、大阪弁喋っていたよ。全然違和感なかった)。夢の中でいいから会ってみたいのは夏目漱石カフカマグリット