サークルに関する夢を二夜立て続けに見る。

 一夜目
 サークルの練習に行く。練習場所は、薄暗くて狭い廊下。白い薄汚れた壁と緑の床が印象的だった。狭いので、皆一列に椅子と譜面台を置いて練習している。とても合奏など出来る状態ではないが、合奏を始めるらしい。ベースパートは、私一人だけ。私は下手なので、とても緊張する。「下手糞だ」と他のメンバーに思われているのではないかと憂鬱になる。合奏するのが嫌で嫌で堪らない。


 二夜目
 大学祭で演奏をする日だった。大学に着いてリハーサルを行う。でも、マンドリンサークルなのに、何故かユーフォニュウムとクラリネットとアンサンブルすることになる。私だけ、初見で弾けと言われうろたえる。「どうせベースなんて、簡単なんだから、その位弾けるでしょ」とにべもなく言われ、こちらはぐうの音も出ない。メンバーは、マンドリンサークルとあまり関係の良くない吹奏楽サークルの人達らしく、嘲笑を浮かべて私を見ている。
 ああ、あのメンバーで演奏するのは嫌だなぁ…と休憩を取りに大学の外に出たは良いが、今度はどうやって大学に戻ったらいいのか分からなくなる。大学はすぐ目の前にあるのに、どこをどう歩いても近づくことが出来ない。このままだと、演奏が始まってしまう、とりあえず部長に連絡しないと…と思うのだが、部長に電話するのは何だか気が引ける。大学に辿り着けぬまま、国道沿いを一人とぼとぼと歩く。


 二夜目の夢は、カフカの『城』のようだ。