あぜ道を歩いていると、向こう側から脚の綺麗な女子高生が歩いてくる。白くてほっそりとしていて、あぁ綺麗な脚だ、良いなぁ羨ましいなぁと思いながらふと視線を上げると、女子高生に見えたのは実はセーラー服を着た私の弟だった。びっくりして、「何でそんな格好をしているんだ」と言うと、「僕も良く分からない」と弟は言う。「人の脚をそんなにじろじろ見るな」と言われるが、私は男である弟の脚が自分の脚よりよっぽど美しいことに、嫉妬すら覚える。
変態精神の表れ。