断片

茶店のカウンターに座ると、調理場から遠方の友人(前回の夢に出てきた人と同じ)が出てくる。彼女は曖昧な顔で愛想笑いを浮かべている。そうだ、彼女に言うべきことがあったんだ、と私が口を開こうとすると、彼女は「・・・ですよね? ああ、そのことは今日はすみません、持って来ませんでした」と酷く申し訳なさそうに言う。私も納得して、「突然お邪魔した私も悪いんだから、気にしなくていいですよ」と返す。
弟(夢の中ではまだ保育園児)がいなくなって、家族総出で捜しに行く。デパートの地下にあるバーの天井には失せものの神が住んでいて、天井に開いた二つの穴を通して人々と会話をし、無くなったものの在りかを教えてくれるというのを聞いて、私は一目散にそこに行き、「神様お願いです、私の弟がどこにいるか教えて下さい」と叫ぶ。しかし神は不機嫌そうな声で「わしに話しかける時はマイクフォンを使うのが礼儀というもの、お前のような礼儀知らずに何も教える義理は無い。帰れ!」と怒鳴り返される。
地元のしょぼいデパートが、ブランドショップが立ち並ぶゴージャスな百貨店に変わっていた。

あんまり面白くないなぁ。そういえば、家族ネタで最多出場なのは弟だ。次が母で、父が出てくることは少ない気が・・・家庭環境が丸分かり(夜遅い仕事のため、父はそのまま仕事場で寝てしまい、こちらから仕事場に出向かない限り父に会うことは無いのだ。二週間位父と会わないこともざらだったが、何故か仲は悪くない)。あとも一人暮しを始めてから家族の夢を見る回数が増えた。ホームシックか・・・。