母校である高校で、地学の授業を受けている。担当は、T先生(高校時代に地学を教わっていた)。
 T先生は、黒板に絵を描き始める。戦艦と漁船と、そこから垂れる釣り糸の先にはデカい鮭がいる。絵を描きながら、T先生は昔あったことを話し出す。
 (ここからT先生の話、おおよそ)漁船に乗って海洋調査に出かけた時のことだった。船のすぐ側には大きな戦艦が並走していて、何か訓練をしているようだった。ダイビングスーツを着て海に潜ると、海の底にはデカい鮭が泳いでいた。つかまえようとしたが、酸素が足りなくなったので仕方なく引き返した。でも、気になったのでもう一度潜ってみた。潜っている間、急に高波が漁船と戦艦を襲ったらしい。艦隊はあっけなく沈没し、漁船も転覆した。水面に出ようと上昇してみたものの、いくら水を蹴っても浮かび上がることが出来ず焦った。必死に泳いでどうにか水面に顔を出した頃には、そこら中に沈没した戦艦から投げ出された水兵が溺れたり、力なく浮いていた。漁船に乗っていた人は無事だったが、彼はその後海が怖くて漁に出られなくなった。

 このところ海にまつわる夢を良く見る。でも、何故T先生が出てきたのかは分からない(色々思い出深い人ではあるけれど…)。
はてな夢日記