海岸沿いで、彼氏と思しき男(かなりの美男子)と一緒に座っている。私も彼も水着姿で、これから泳ぎに行くつもりらしい。私が何かを買いに(あるいは、誰かに呼ばれたかして)彼から少し離れているうちに、彼は死んでしまう。目を閉じている以外、マネキンのように無機質で静かになっている。
 どうして死んでしまったのかが分からず、近くにいた友人に半狂乱になって声をかける。そうして酷く動転している間に、死んでいたはずの男が、何事もなかったかのように息を吹き返す。ああ、思い過ごしだったのかと安心するが、動揺は収まらない。
 とりあえず泳ぎに行こうということになり、彼と一緒に泳ぎに出る。ところが、幾らも泳がないうちに、彼の体がバラバラになってしまう。もちろん彼は死んでいる。私は慌てながらも冷静に、彼の体のパーツを集めていく。頭と胴体と腕と脚は揃ったものの、足先と手先は行方不明で、集めたパーツも頭以外はふやけた紙粘土のようになってしまっていた。それでも、また今度生き返った時のためにと、私は彼の体を包帯でグルグル巻きにしてまとめておく。顔だけは、やはり何事もなかったかのように美しい寝顔のままだった。
はてな夢日記