エジプトの砂漠地帯で行われている埋蔵金発掘コンテストに参加する。参加者は世界中の国々から来ており、ざっと五百人以上はいた気がする。参加者はまず、用水路に敷き詰められた玉砂利の中から、ラピスラズリに金文字でコンテスト名が刻印されたビー玉程の許可証を探し出さなければならない。私と相棒(見知らぬ人)はすぐに見つけ出し、早々に埋蔵金探しに出発する。かなりの距離を歩き続け、そのうち周りは砂漠からジャングルに変わり、大きな運河を小船に乗って渡る。途中、ワニに遭遇するがどうにか食われずに岸まで辿りつく。再びジャングルを歩き続ける。湿度が高く、土や植物などの有機物の臭いでむっとしている。相棒が「あそこで何か光っている」と窪地を指して言うので近寄って見ると、果たしてそれは小判であった。埋蔵金だ! と喜びもつかの間、脇からコンテスト主催者が現れ、その小判を寄越せとナイフ片手に詰め寄ってくる。こいつ、汚ぇなぁと思う一方で、エジプトなのに何で小判が埋まっているんだろう、と冷静に考えている。