上流階級と平民の身分が明確な社会で、私は平民階級である。用があって、普段は上流階級者しか入れないオペラホールに行く。用を済ませて帰ろうとした時、ラテン系の顔の濃い男にベタベタな口説き文句で口説かれる。でも興味がないので丁重に断るが、それでもしつこく言い寄ってくる。そのうち、その男に連れ去られそうになったので、怖くなって逃げる。「やぁね、平民の歩き方ってドタドタしていて。みっともないわ」という声が聞こえたが、そんなことを気にしている場合ではない。
エントランスホールの階段を駆け下りると、仲間が乗っている車(メーカーは知らないが、高そうな外車)が停まっていたので急いで乗り込み、「早く出して!」と仲間に言う。すぐ隣にはさっきの男が、全く同じ車に乗って付けている。仲間は、いつの間にか先頃仮免を取ったばかりの弟に代わっている。バンバン飛ばしまくる弟、それにぴったり付いてくる男の車、街中で壮絶なカーチェイスを繰り広げる。

「エマ」を読んだせいなのか? メイドではなかったが。しかし最後の方は「TAXi」ぽい。