・その一
 母と弟とパチンコ屋に行く。私は生まれて初めてパチンコをするので、何をするにも勝手が分からない。玉はどこで買うのかすら分からない。母と弟から手ほどきを受け、ようやく台に着きハンドル(丸い取っ手のような…何というのか分からないが)を回す。真ん中のパックマンのような口に玉が幾つか入ると、下の受け皿に玉がざらざら溢れる。千五百円投資して、最終的に千四百円元を取り返した。損はしたが、初めてにしてはまずまずの結果だと満足する。

・その二
 実家の庭に、離れの小屋のような建物がある。台風が来るので、戸締りを確認しに行くと、鍵が開いていた。中に入って他の窓の施錠を確認する。台所のようなところのドアを開けると、黒い人影がある。吃驚して、思わず声を上げると、人影がくるりとこちらを向く。それは、喪服を着た母方の伯母だった。伯母は白い顔をして、ぼんやりこっちを見ている。そこに母が入ってきて、「姉は今色々あるから、ここに匿っているんだ」と言う。伯母の顔には、何となく不吉な影が浮かんでいる。伯母はもうじき死ぬのではないかという嫌な予感にかられる。

・その三
 昔格闘技でチャンピオンだったという、今はならず者と成り果てた男と口論となり、殴られる。下あごからのアッパーカットを諸に食らい、私は暫く昏倒している。次に目を覚ました時は、とにかく下あごが痛くて堪らないが、それ以上に腹が立って仕方がない。とにかく奴をとっ捕まえてやる! と息巻いているところに、妙に体格のよい赤ん坊が歩いてくる。と思ったら、私の首にタオルを回し、首を絞めようとするのでとっさに赤ん坊を投げ飛ばす。壁に打ち付けられた赤ん坊は、それでも邪悪そうな笑い顔でむっくり立ち上がる。我慢ならず、私は赤ん坊に向かって何か(忘れた)の脅しをかけ、奴の所まで案内するように言う。

 最近、誰かに殴られるパターンの夢をよく見る。酷く不快だ。