2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

断片

父とブックオフに行く。その途中の車内で、好きな作家について話している。私が、「山川方夫は読んだことある?」と訊くと、「昔は好きだったけれど、今は昔程好きではなくなった。山川の文章は青過ぎる」と父は言う。「じゃあ、内田百輭は?」と言うと、「…

校正のバイトをすることになった。雇い主は中年の男で、彼は経済関係の研究者だと言った(名刺を貰ったが、名前は忘れてしまった)。男は、私をじろじろみて「どうして私に対して畏敬の念を込めた接し方をしないんだ」という風なことを言う。私は面倒なおっ…

タモリと誰か知らない人達と私が、車の座席に横一列に座っている。確か五人くらいで、私が真ん中に座っており、タモリは一人置いて左端に座っている。暫くすると、お尻がすくぐったい。見ると、タモリが私のお尻を触っている。うわ、セクハラかよと思いなが…

あぜ道を歩いていると、向こう側から脚の綺麗な女子高生が歩いてくる。白くてほっそりとしていて、あぁ綺麗な脚だ、良いなぁ羨ましいなぁと思いながらふと視線を上げると、女子高生に見えたのは実はセーラー服を着た私の弟だった。びっくりして、「何でそん…

新緑の並木の下を通って親戚の家に着く。何だか頭が痒い。並木の下を通った時、毛虫か何かが落ちてきたのかもしれない。そう思って廊下で頭を叩くと、黄色くて長い毛を持つ小さな毛虫が落ち、悲鳴を上げる(毛虫は大の苦手)。気持ちが悪いが、何故かその毛…

大学の階段教室で数学の授業を受けている。教壇に立っているのは、高校時代嫌いだった数学教師。彼は学生達を「平民のボンクラ共」と言い、あからさまに見下した態度取ったりするので皆から嫌われ、いや嫌われるどころか憎まれていた。出席を取る際、わざと…

夢の必要性

夢とは無駄なものだろうか。睡眠から夢を取り除いたらどうなるか。それについてこんな記述がある。 デメントは一九六〇年に、「断夢」の実験という興味深いことを行っている。それは逆説睡眠*1が起こりかけると、すぐにその人を覚醒させ、夢を見させないよう…

異国の殺伐とした荒野にいる。戦闘地域なので戦車や自動操縦を装備した兵士がそこら中にいて、発砲音が絶えず聞こえる。私は地元のレジスタンスで、塹壕に身を潜めながら手製爆弾を作っている。爆弾と言っても、黒色火薬の粉末を水か何かで捏ねて、手の平大…

図書館で勉強中、あまりに眠いので5分間だけ仮眠を摂った時に見た夢。 暖色系の薄靄の中に叶姉妹か藤原紀香のような感じの女が沢山いる。彼女達は何をする訳でもなく、ただ好き勝手に喋っていて、その声がさざなみのように聞こえる。暫くすると、その声の中…

断片

近所のスーパー沿いの道を、紫色アフロの警官が子どもを連れて歩いている。私と友人は「アフロなのに警官だよ!」とか「あの警官は人攫いなんじゃないか」とか言いたい放題言っている。 実家に帰ると、自分の部屋のタンスの上に大量のパンが置いてある。一つ…

断片

廃墟病院のような薄暗い建物の中、私はイラクで人質となっていた人達(5人の内の誰なのかはあやふや)といる。どうやら私は、彼らにインタビューをしているらしいが、内容は人質問題やイラク問題とはあまり関係がなく、また私と彼らは顔見知りであるらしく…

断片

夜、駅に続く通りを自転車で走っていると、空に彗星が三つ見えた。すれ違ったカップルは綺麗だと騒いでいるが、その彗星は非常に大きく緑色に輝いており、綺麗だったが何だか禍禍しかった。あれが地球に衝突して世界が終わるんだろうと考えながら、私は駅ビ…